年々めんどうくさがりになりましてね。
全部を親にやってもらっていたのは、高校を卒業するまでだったと思う。
ゴミ出しとか、家の掃除とか、食事の支度とか、お風呂の掃除とか、洗濯とか。片付けたり手伝ったり、自分の部屋の掃除とかはしてたけど。
一人暮らしをするようになると当然ぜんぶ自分ですることになって、そうすると、当たり前のように提供されていたあれこれのありがたさに気づくわけです。
頭のいい人や環境に迫られた人はもっとずっと前に気づくんでしょう。
いま一人と猫一匹暮らしだけど、無理。好きな家事もあるけど、あんなの毎日なんて絶対無理。
掃除も食事支度も洗濯も、スピード重視で一刻も早く終わらせたい。
いまよりずっと若い頃は、掃除はだいぶん長期にわたってしなかったし、ご飯はコンビニが多かったし、洗濯なんてまとめて月に2回洗濯機回すくらいだった。
そして家はやわしかった。
しかし昨夏のことです。生ゴミに虫が沸き、ぷちっと切れた。
もう嫌だ。こんな生活はもう嫌なんだ。
なぜ家が片付かないのか。なぜ片付けるのが億劫になるのか。
それはそもそも物が多くて目に入るだけで疲れるからなのだ。わかっていたくせに、処分するのも面倒くさく放っておいた。
が、切れた。結果、いろんな物を捨てた。
すると、なんということでしょう。掃除が超楽。これだけでも大変ストレスが減った。
大量に処分する労力はなかなかのものだった。そうすると、捨てるときのことを考えて買い物をするようになり、必然、大物は買いにくくなりました。
いまもうソファがぐっだぐだなんすよね。座面がべこんて凹んじゃってんす。
買い換えたいなぁ……と思いながら、処分が面倒くさくて早1年。
一度の処分なら、まぁ……と思えるが、購入して傷んだらまた捨てなくてはならないと思うと、尻が重い。絶対これがいい! ってソファに出会えてないのもあると思うが。
とりあえず、いま家は片付いている。
キッチンもほどほどにきれいなので、料理もしようかいなという気分になる。
食べ物。
今月のテーマは「どこにも寄らずに直帰する」です。
ついついコンビニに寄っては浪費……なんてことを防ぐために、「寄らない」をテーマにしました。最近は野菜のいただきものが多いのでとても助かります。ありがたい。
食材がなくなったらスーパーは行きますが、浪費らしい浪費は減っているように思う。
「お金を使わない」と思うと、なぜかストレスたまるけど、「寄らない」だとゲームっぽくてなんか楽しい。帰宅時間が微妙に早くなるから、ご飯の準備にも早く取りかかれるし。
リズムがちゃんと出来ると、出るゴミが少なくなりました。コンビニ寄らないから廃プラが少ない。少ないので、週2の燃やせるゴミの日には猫様の使用済み紙砂と生ゴミを、廃プラの日にはそれをしゃんしゃんと出せて、家にゴミが溜まらない。大変気分がいい。すばら。
あと洗濯な。洗濯。回すまではいいんだけど、干すのと仕舞うのが面倒なのよー。
日常の中に、洗濯をどうやってほどほどに楽に取り入れられるかが今後の課題っす。やりたくないわー。