少しずつ変わっていく
夏にお盆の休みを利用して、ひとり山陰旅行を慣行しました。
3泊5日。一泊は車中泊です。仕事が終わってすぐに旅立ったので、慌ただしく出発した結果、放置していった生ゴミに虫が沸く……ということが起こりました。
帰ってきた時点ですぐに処分すればギリセーフだったものを、疲れてさらに数日放っておいた結果、沸きました。
小蝿が飛ぶようになって、はっと気づいた。
何故あんなふうに? といまなら思うが、当時はフックにビニール袋を引っかけて、それをゴミ入れに使っていた。当然蓋などなく、蝿にとっては素敵なお食事処だったろう。
そこに沸いた、大量の……虫。虫と書くと虫かと思うが、つまりは蝿の子だ。
小さな小さな白くて細くてうにょってしてる、蝿の子。
それが数え切れないほど。
もちろん数えたりなんかしなかった。
あの時、私は本当に後悔したんだ。そして、切れた何かが、もうこんな生活は嫌だ! と思わせた。こんな生活がどんな生活だかわからんが、何もかもを捨ててしまいたい感じ?
その衝動を大切に、何もかもはもちろん無理だが、ずいぶんたくさんの物を処分した。
必要ない物、使ってないもの、捨てられるものは何かないか? と家中を探して捨てて回った。
結果的に、(まだ捨てれてないけど)食器棚もパソコンもパソコンテーブルも処分対象となりました。
そうして見える物の処分が進んだ結果、今度は見えない物の処分に目がいく。固定費の削減です。
でもこの固定費の削減だって、最初のきっかけは、二ヶ月に一回届くケーブルテレビの口座引き落とし案内の郵便、なくならないかな? でした。どうせ捨てるのに面倒くさい、と。
そこからいろいろ知って、ケーブルテレビ解約、NHK契約変更になった。ひとつ動くといろいろ変わるもんですね。
断捨離と平行して貯金の仕方も見直しました。貯金の仕方というか、ほぼ貯金0でしたが。
お財布に入ってるぶん使い切ってしまうタイプの私は、月ではなく毎日の予算を設定し、その分だけ財布に入れることにした。
毎日1,000円。この1,000円の中ですべての買い物をする。499円以下になったら貯金箱に入れる。
500円玉だけは翌日に持ち越していい、というルールにして、マックス持てるのは1,500円。
1円も使わずに1,000円がまるまる残った時は、予備費として残していく。
他には交際費を1回5,000円と設定し、×4回の20,000円は別予算。
交際費といいつつ、いろんなことに流用します。今月のお食事会は1回で、しかも2,000円ほどだったので、ケーブルテレビの撤去費用はこの残りから出した。
おかげで今月はトータルしても予算内で収まっている。嬉しい。
このままの感じでお給料日まで行くと、貯金箱に5,000円ほど。手元に2,000円ほど残ることになる。これを、貯蓄用に作った通帳にひと月に設定している預金額と合わせて突っ込む。
通帳の残が予定より増える。そして私はとても嬉しい。
予定金額までお金がたまったら、欲しい株を購入予定。これは売買のためじゃなくて、単純に好きな企業だから。優待も私には使いやすいものだし、大好きだから応援したいなって。美味しく塩漬け予定の株なのです。
虫沸きをきっかけに、少しずつ変わっていく。
シンプルライフ……というよりも、すっきりライフな感じでこの数ヶ月を過ごしています。